【お客様インタビュー:アルコス様】SNSはブランドの声を“共感”に変える、心強いパートナー

〔事例〕
アルコス様 公式Instagramアカウント運営
https://www.instagram.com/arcos_kitchen.jp
〔インタビューご協力〕
ウィズダムワールド株式会社代表取締役 増田浩司様
https://www.wisdom-world.com
300年近い歴史を誇るスペインのナイフブランド「アルコス」は、世界中の料理人から高く評価されてきた老舗メーカーです。その日本展開を担うウィズダムワールド株式会社様は、2017年よりアルコス製品の魅力を国内に広めるべく、SNSを軸にしたブランディングに注力。なかでも公式Instagramアカウントでは、アンバサダー施策や高品質な投稿によって「共感を生む発信」を実現しています。
今回は代表の増田浩司氏に、2024年秋よりInstagramアカウント運営を担当する弊社SNS運用チームとの協働の印象やSNS活用の背景、手応え、そして今後の展望について伺いました。
スペインの老舗ブランド、日本上陸への挑戦

スペイン・アルバセテにある刃物の街で誕生した「アルコス」。300年近い歴史を持つこのナイフブランドは、長年ヨーロッパを中心に高く評価されてきました。
そんなアルコスが日本で本格展開を始めたのは、2017年。取り扱いを担うのは、日本総代理店を務めるウィズダムワールド株式会社代表の増田浩司さんです。
「正直なところ、当初はナイフにあまり興味がなかったんです」と増田さんは笑います。「でも初めてアルコスに出会った時、雨の日のホテルのロビーで営業の話を聞いて、なぜか素直に耳を傾けることができた。気がつけば、心が動いていました。」
共感で広がるアカウントを、一緒に育てたかった

アルコスの魅力をどう伝えるか——。その起点として始まったのが、Instagram公式アカウントの立ち上げでした。
「SNS運用をお願いする会社を考えていたとき、アイランドさんの存在は以前から頭にありました。サービスや事業姿勢に一貫性があって、“モノを売る”というより、“共感でつながる発信”をしている印象がありました。」
特に印象的だったのは、立ち上げから投稿開始までのスピード感と、提案力の高さ。
「こちらの拙い要望を、運用担当の石田さんが的確にくみ取って、スピーディかつ美しく表現してくださる。アンバサダーの起用も含め、私たちのやりたくても実現できていなかったSNS運用を、現実にしてくれました。」
ただ“切れる”だけじゃない。日常を変える投稿を

SNSでナイフの魅力をどう伝えるかは、簡単ではありません。ただ「よく切れる」ことを伝えるだけでは、共感は生まれにくいからです。
「だからこそ、“日常の中でどんな変化があるか”を見せたいと思っています。トマトがきれいに切れるとか、料理が少し楽しくなるとか。それって、小さいけれど確かな豊かさなんですよね。」
運用担当ディレクターの石田が手がける投稿について、増田さんは「プロの技」と称します。
「日本人が“やってみたいけど難しそう”と思っている料理を、あの投稿ではさりげなく見せてくれている。それが上品で、でもちゃんとリアリティがあって、“美しいだけじゃない本物感”があるんです。」
アンバサダーは、ブランドの“仲間”

アルコスのSNSでは、アンバサダー施策も大きな柱。5名のInstagramアンバサダーが、それぞれの暮らしの中でナイフを紹介し、リアルな使い心地や気づきを発信しています。
「手を抜かず、個性や得意技を活かしながら投稿してくださっています。そこに“手作り感”があって、真実味がある。こちらが語るより、ずっと伝わるんですよね。」
投稿のクオリティも高く評価されており、ブランドの世界観とも美しく調和。「品があり、美しい表現が継続されているのも嬉しいポイントです」と増田さん。
「家庭で撮影しているとは思えないほど、映像も動画のクオリティも素晴らしい。動画づくりに慣れている方ばかりではないはずなのに、モチベーションを保ちながら取り組まれている。そこがすごいと思います。」
社内外に“伝わる”クオリティが、販売先や取引先にも信頼を生む

SNSの効果は、数字だけでは測れません。投稿されたリール動画は、販売先や関係企業にも共有されており、「綺麗でわかりやすい」と高い評価を得ています。
「SNSの発信は、お客さまだけでなく、私たちの販売パートナーの皆さんにとっても“この商品をもっと伝えたくなる”エールになっています。発信されている内容が、販売パートナーへの説得力にもなる。販売の現場でも“共感”が育ってきている実感がありますね」
現在は、さらなる工夫として「取引先にも活用できる形でのデータ共有」なども模索されたいとのこと。
「SNSの循環を止めたくないし、売上だけじゃなく、パートナー企業にも伝わる“使える資料”として活かしていきたいですね。」
プロジェクトを支える、報告と対話のリズム

月次のレポートとオンラインMTGも、アイランドとの協働において欠かせない要素のひとつです。
「レポートは毎回的確にまとめられていて、内容も整理されています。ただそれ以上に、都度の打ち合わせで“対話できること”が大きいですね。」
対話を重ねてPDCAを回してきたことで、フォロワーとのエンゲージメントも半年ほどで徐々に手応えを感じるように。
「最初は一方通行でしたが、今では“参加している感覚”が育ってきています。」
SNSは、ブランドの“核”になっていく

こうして少しずつ、アルコスのSNSはブランドの“軸”として育ち始めています。
「ナイフって、料理をしない方には縁遠い道具かもしれない。でも、誰かの食卓をほんの少し変えてくれる。それを丁寧に伝えていく場が、SNSだと思っています。」
フォロワーとの関係性や、販売店との信頼、そしてブランドに対する共感——それらすべてが、ブランド価値の土台。これからは、SNSをその基盤として、より戦略的かつ誠実に育てていくことが重要になります。
「SNSは“ブランドが生きている証”を見せる場所。だからこそ、これからも手間を惜しまず、大切に育てていきたいですね。」
【クライアント様の評価ポイント】
✔️SNS運用の実現性とスピード感:「やりたくてもできなかったSNS運用が実現できた」
✔️担当者対応とスキル:「運用担当石田さんのキャパをフル活用し、スピーディかつ美しい投稿を実現」
✔️世界観の維持:「投稿に品があり、美しい表現が継続されている」
✔️アンバサダー投稿の質とモチベーション:「家庭撮影とは思えないクオリティ」「投稿者のモチベ管理が素晴らしい」
✔️月次レポートとMTGの進行:「時間内で的確にまとめられており、改善も意識されている」
✔️アカウントの共感力:「上品で個性があり、真実味がある」

食と暮らし領域に強いSNS運用パートナー
当社は、公式SNSの戦略設計から日々の運用・改善まで一気通貫で支援する「公式SNS運用サポートプラン」を提供しています。
• 料理インフルエンサー/料理クリエイター「フーディスト®」登録者数 30,000名以上
• 弊社公式SNS総フォロワー規模 700万人超
• 食品・飲料・地域ブランドでの公式SNS支援実績 多数
これらの強みを活かし、食品・飲料・キッチンメーカーや地域SNSの成果創出を実現します。
詳細資料や事例紹介をご希望の際は、下記よりお問い合わせください。
お問い合わせはこちらhttps://www.ai-land.co.jp/contact-snsinfo/
インタビュー日時/2025年6月6日
取材/アイランド株式会社代表 粟飯原理咲
SNS運用担当ディレクター 石田朋子/ セールス担当プロデューサー 福本隆太
